海上釣堀に出かける方の中には、「活きエサを使うのはめんどくさいから基本的には冷凍エサを使う」という方も多いのではないでしょうか?
冷凍エサを使うとなると重要なのがエサの付け方です。
特に、キビナゴは誘いをかけたりしていると針から外れてしまいやすく、せっかくのエサを無駄にしてしまうことも多々あります。
そこで今回は針からキビナゴが外れない付け方をご紹介します。

目次
海上釣堀におすすめのエサ
海上釣堀に持っていくべきおすすめのエサは、
- ダンゴエサ
- キビナゴ・イワシ・カツオなどの生エサ
- シラサエビ
- 活エサ
- アオイソメ
- ササミ
の6種類です。
それではまず、以下で各エサの特徴をご紹介いたします。
海上釣堀におすすめのエサ①ダンゴエサ
海上釣堀におすすめのエサの1つ目はダンゴエサです。
このエサは普遍性があり、どんな魚種の魚でも釣れてくれるのが特徴です。
ダンゴエサの王道、「生ミック」についてはこちらの記事で詳しく解説していますので参考にしてください
基本的にはマダイやシマアジが釣れやすいですが、マダイ狙いでダンゴエサを垂らしていると青物がかかったなんてことも珍しくありません。海上釣堀に必ず1つは持っていくのをおすすめするエサです。
ダンゴエサの付け方(練りエサ・生ミックなど)
適量を取る:針のサイズに合わせ、大きすぎず小さすぎない量(直径1~2cm程度)を取る。
針を包み込むように成形する:針のカエシ部分までしっかり覆うことで、エサ持ちが良くなる。
しっかり押し固める:水中で崩れにくくなるように、指で軽く押しながら形を整える。
コツとしては魚の活性が高いときは少し柔らかめ、低いときは硬めにするのが効果的!
自作のダンゴエサにチャレンジしたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。
海上釣堀におすすめのエサ②キビナゴ・イワシ・カツオなどの生エサ
海上釣堀におすすめのエサの2つ目はキビナゴ・イワシ・カツオなどの生エサです。
生エサとは魚を冷凍した釣りエサのことで、練りエサと同じくらい釣果を上げられます。
保存性がよく持ち運びが便利なのが特徴です。
また、青物を釣りに行くときには必ず持っていくようにしましょう。
活きエサと生エサの二つを持っていくと、青物が釣れる確率が大きく上がります。
キビナゴ、イワシ、カツオなどの生エサの付け方
鼻掛け(泳がせる場合):きびなごやイワシを活きエサのように動かしたいときは、鼻先に針を通す。
背掛け(安定させたい場合):背中の硬い部分に針を通すことで、水中でのバランスが良くなる。
腹掛け(底狙いのとき):エサをしっかり沈め、ヒラメやクエを狙う場合は、腹の柔らかい部分に針を刺し、食いつきを促す。
海上釣堀におすすめのエサ③シラサエビ
海上釣堀におすすめの3つ目のエサはシラサエビです。
シラサエビはダンゴエサ以上にどの魚でも釣れてくれます。
青物にマダイ、シマアジ、そのほかにも海上釣堀にいる魚のほとんどを釣り上げることが可能です。
また、活きエサである故、釣果を上げられる可能性が非常に高いです。
しかし、活きエサですので弱りやすく、かさばるのでその点はデメリットです。
シラサエビの付け方
頭掛け(自然な動きをキープ):エビの額(頭部の固い部分)に針を通すことで、エサが長持ちする。
尾掛け(活性が高いとき):尾の付け根に針を刺すと、エビがピクピクと泳ぎ、魚を誘いやすい。
腹掛け(食いが悪いとき):腹側に針を通すと、ゆっくり沈みやすくなるため、ヒラメなどの底物に有効。

海上釣堀におすすめのエサ④活きエサ
海上釣堀におすすめのエサの4つ目は活きエサです。
青物を狙いたいという方は必ず持っていくようにしましょう。
特にアジは必須です。アジがなければ、青物を釣る確率は大きく下がります。
また、余裕があればウグイも持っていくようにしましょう。
しかし、やはり活きエサは弱りやすく、かさばりますので基本的には現地で買うことをおすすめします。
エサ代もかさみますが、その分高い釣果を上げてくれますよ!
アジなどの活きエサの付け方
鼻掛け(最も自然な泳がせ方):鼻の軟骨部分に針を通すことで、アジが自由に泳ぎやすくなり、青物を誘いやすい。
背掛け(ヒラメ狙い):背中のヒレ付近に針を通すと、アジがバランスを崩し、食いつきを誘いやすい。
口掛け(素早く沈めたいとき):口から針を通し、上顎に抜くと、弱らせずに素早く沈められる。
海上釣堀におすすめのエサ⑤アオイソメ
海上釣堀におすすめのエサの5つ目はアオイソメです。
アオイソメは匂いと動きで魚の活性を刺激することができ、高い釣果を上げることが可能です。
基本的に1匹まるごと針に埋まるように差し込んで使います。
もし動きが悪くなったらすぐにエサを変えるのが釣果を上げるコツです。
しかし、「虫エサは苦手だ」という方は別に無理して使う必要はありません。複数のエサ種を持っていくと十分補えます。
アオイソメの付け方
チョン掛け(ナチュラルな動き):イソメの頭に軽く針を刺すことで、自然な動きをキープできる。
通し刺し(エサ持ちを良くする):針にイソメを這わせるように刺し、長めに付けると、エサが取れにくくなる。
房掛け(ボリュームを出す):複数のイソメを針にまとめて付けることで、食いが渋い時でもアピール力が高まる。
海上釣堀におすすめのエサ⑥ササミ
海上釣堀におすすめのエサの6つ目はササミです。
ダンゴエサで釣れないときにササミに変えると、マダイが非常に釣れやすくなります。
また、ササミエサは自作することもでき、ニンニクや色素などで工夫を凝らすと市販のエサよりも安く、かつ質の高いものを作ることができます。
ササミの付け方
細切りにする:5cm程度の細長い形にカットすると、自然な動きを演出できる。
塩漬けにする:塩をまぶして水分を抜くと、エサ持ちが良くなり、ついばまれにくくなる。
房掛けする:2~3本重ねて付けると、よりアピール力がアップ!
コツとして、ササミは一度冷凍しておくと、繊維が崩れにくく、針持ちが良くなります。
「エサ代がかかるのが嫌」という方や「自分でエサを作ってみたい」という方にとっておすすめのエサです。
海上釣堀の定番、キビナゴの付け方
さて! キビナゴの外れにくい付け方をご紹介します。
付け方はそれほど難しくありません。
基本的には
目から針を通す。
通した針を背びれのすぐ後ろ、または尾びれ付近に刺す。
だけです。
そして、釣りをする際にキビナゴはクーラーボックスの中で保管しておきましょう。
常温だと水分が出てきて、身がぐずぐずになってしまいます。
この点を意識するだけで、エサ持ちの良さが大きく変わります。
海上釣堀で使うキビナゴエサの作り方
上記ではキビナゴの付け方とエサ持ちを良くする工夫をご紹介しましたが、実はさらにエサ持ちをよくする方法があります。
それは前日に塩で水分を抜いておくということです。海上釣堀でキビナゴエサを作るなら、水抜きをしたキビナゴエサを使いましょう。
段違いで使いやすいです。やり方も非常に簡単です。
- キビナゴを購入
- お皿を準備し、キッチンペーパーの上にキビナゴを並べる。
- キビナゴに塩をかけ、キッチンペーパーで包む。
- お皿の上にキッチンペーパーで包んだキビナゴを乗せる。
- その上につぶれない程度の重りを乗せる。
- 1日ほど冷蔵庫に入れる。
- 最後に冷凍庫に入れたら完成
あとはタッパーなどに並べて持っていくだけ。
エサ持ちがよくなり、快適に釣りをすることができますよ!
まとめ
今回は海上釣堀でも人気の高い、外れないキビナゴの付け方及び工夫をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
キビナゴは生エサの中でも多くの魚種に対応しており、万能エサと呼ばれることもあります。
そんなキビナゴですが、今回ご紹介した点を参考にしていただければ、さらに釣果を上げることができます
。ぜひ、この週末、海上釣堀に出かけてみてはいかがでしょうか?